雑詠Q vol.16

雑詠Q vol.16

【開催期間】
投句の締切:10月29日(土)21時
選句の締切:11月5日(土)21時

  • 総投句数:11
  • 終了日時:2016年10月29日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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ままごとの最後の歳に胡桃割る

北大路京介 さん

胡桃が割れるほど握力がついたということなのかと思う。ままごとの終わりと大人になったことの喩えとがうまく結びついている。(2016/11/05)

羊山羊 さん

最後の歳が下五の胡桃割るによく効いていて、ままごとをしているのは実は大人なのだろうと思いました(2016/10/31)

クラウド坂上 さん

ままごとをしなくなる、最後の年齢って何歳ぐらいなのでしょうか。小学校1,2年ぐらいまではしているイメージがありますが、どうなんでしょう。その年齢の子供と「胡桃割る」という季語との取り合わせが違和感を持ちつつ、同時にぴったりくるような不思議な気がしました。胡桃を割っているのはだれ?とも思いました。子供自身?見守っている親や祖父?まさかの真田丸昌幸ネタ?(^ω^)(2016/10/30)

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括られて尚も奔放緋の小菊

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担任の似顔絵の旗運動会

蘭子 さん

校庭にあるいは園庭で行われている運動会の歓声がきこえてきます。青空の下にはためく旗、そこには担任の似顔絵も描かれていて、何とも温かみのある御句だと思います。(2016/10/30)

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玄関の花輪銀色冬隣り

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湯豆腐の白い柔肌守る昆布

笛地静恵 さん

豆腐の白と昆布の黒の視覚。
湯の中で震える豆腐を、抱き留める昆布の触覚。
そして、煮えて来た嗅覚。
ささやかで豪華なひととき。(2016/11/04)

笛地静恵 さん

白い湯豆腐の下にしかれた黒い昆布。
色彩の対比の鮮明。
湯の中で揺れている豆腐。その微妙な震えを受け止めて。
くずれないように支える豆腐。
触感の精緻。
内助の功。(2016/10/31)

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帰宅して玄関前で作る顔

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榎茸占地松茸放射能

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飛びたくて待つ蓮の実の傾ぎけり (かしぎけり)

出楽久眞 さん

「飛びたくて待つ」なんて、あのツブツブたちが、なんだかかわいらしいもののよう。でも、蓮の実の見た目は、どうしても苦手です。そのリアルさが「傾ぎけり」に凝縮されている…。(2016/11/02)

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あんなに人がいて、しーん

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色鳥や三人姉妹の隠れんぼ

八萬星 さん

色鳥という華やかな漢字の季語が三人姉妹と結びついて、より華やかになっており、そこへ「隠れんぼ」が、色鳥の動きをうまく表していますね。技ありの一句です。(2016/10/29)

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白菜の白き芯まで鉄の鍋

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