雑詠Q vol.17

雑詠Q vol.17

【開催期間】
投句の締切:1月7日(土)21時
選句の締切:1月14日(土)21時

  • 総投句数:10
  • 終了日時:2017年01月07日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
1
5

白緑の風を孕みて春小袖

あるきしちはる さん

白緑の風が上品で美しく、春小袖に合っている。(2017/01/14)

寝息 さん

白緑の風、がとても綺麗で気持ちいいなと思いました。その風を孕んだ春小袖のふんわりとした感じもとても綺麗だと思います。(2017/01/07)

2
4

飯店の湯気はまうまう月冴ゆる

このはる紗耶 さん

冬の月光の細い鋭さと冷ややかさ、飯店の湯気の温みと安堵感が良い対比だと思います。(2017/01/14)

2
4

襟元の天鵞絨いとし郷の夜着

笛地静恵 さん

綿入れの黒いビロード。
さわりながらでないと、眠れない。
そんな赤ちゃんでした。
汚れて、てかてかになっても、洗えない。
親をこまらせたようです。(2017/01/08)

4
3

おひさまは雪だるまへも平等だ

八馬星 さん

人間の寿命と、雪だるまの寿命はかなり違いますが、その中にかいま見る自然の平等。悲しくもおかしい摂理。(2017/01/07)

寝息 さん

おひさまが木や地面、家や車、道行く人々に平等に照っている明るい様子が見えてきました。その日は雪だるまにも照っていて、おひさまに照らされた雪だるまが輝いていて綺麗ですし、ちょっと溶けかかった様子なども見えてくる気がしました。(2017/01/07)

4
3

数え日の食べ納めたるケーキかな

寝息 さん

切り分けられた小さめのケーキを想像しました。数え日のイメージと上手く響き合ってて可愛らしい様子が見えてくるのがいいなと思いました。(2017/01/07)

6
2

手毬唄地球だんだん汚れゆく

寝息 さん

手毬唄を唄いながら鞠で遊んでいると鞠が段々汚れていく様子と、段々汚れていく地球の対比が面白いなと思いました。同じ球状のものでの小さいものから大きいものへの飛躍がすんなり読み取れると思いました。(2017/01/07)

6
2

はたた神昼から飲んで寝てる父

寝息 さん

家でゴロゴロしている父、空き缶や空き瓶も転がっているのかもしれませんね。窓の外では雷が鳴っている。妙に実感があるような気がしました。こんな天気だから昼から呑んでいるのか普段も昼から呑むような父なのか...笑(2017/01/07)

8
1

初夢に江ノ島の陽のあをさかな

8
1

冬眠の森に眠れる美女の夢

8
1

初空や雛には雛の志

寝息 さん

初空、もしかしたら初空を飛んでいる親鳥を見ているのかもしれないなとも思いました、初空を見ている雛から、雛の志を詠んだのが、目の付け所が面白いなと思いました。(2017/01/07)

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