雑詠Q vol.18

雑詠Q vol.18

【開催期間】
投句の締切:3月4日(土)21時
選句の締切:3月11日(土)21時

  • 総投句数:14
  • 終了日時:2017年03月04日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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5

もう少し迷子でいたい蝶である

関屋 さん

迷い悩むことも楽しみたいですね。(2017/03/10)

フロヤマ さん

そう言い切られると迷わず採ってしまいます。(2017/03/05)

1
5

卒業の坂を自転車押し上ぐる

八馬星 さん

人生というのは、往々にしてそんなものです。今年卒業の皆さんも坂の厳しさに負けないでくださいね。(2017/03/04)

3
4

鳥渡るピアスへ風の名を授け

笛地静恵 さん

ああ、きれいです。風の名前は、数百種類あると言われますが、ここでピアスの耳元にささやかれたのは、東風(こち)ではないでしょうか。古歌の問いに、我が、思う人は「ある」というのが、答えだったと思うのです。私も恋という旅に出る。もう悩まない。決断を促す光景。(2017/03/06)

4
3

蓋のないタッパーばかり春の月

由野 さん

蓋はどこへ行ってしまったのでしょうか?朧なる満月が吸い寄せてしまったのでしょうか?蓋の半透明な質感が春の月と重なります。詠み手は困って少し落ち込んでいるのかも知れませんが「どんまい!だって春なんだし!」と声を掛けたくなります。楽しい句です。(2017/03/04)

4
3

春が来る改札口へあと三歩

フロヤマ さん

「春」の正体は恋人でしょうか。いずれにせよ春という季節の持つ期待感を表した素敵な句です。(2017/03/05)

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針ほどの横笛膝に豆ひいな

6
2

鼻毛を抜くほど春だ

6
2

二つ目の寿限無に春の眠りかな

蘭子 さん

落語でお馴染みの寿限無、長い名前が繰り返されるたび笑いを誘われる。真打でも前座でもなく、二つ目というのが効いている。寿限無を聴きながらの春の眠りは何とも気持ちよさそうである。(2017/03/07)

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1

この層のレタスの位置にいさせてよ

9
1

すこし休むかい顎を左右に続けてと

9
1

椿だと載せた画像は山茶花だ

フロヤマ さん

ありますよね。私の句に椿を詠んだものがいくつかあるのですが、いま思えばほとんどが山茶花でした。(2017/03/05)

9
1

桃咲いて明るき街の戦禍痕

9
1

ふくよかになりたる尻よ春の闇

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0

綿飴とグリコのおまけふるさとと

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