雑詠Q vol.20

雑詠Q vol.20

【開催期間】
投句の締切:6月24日(土)21時
選句の締切:7月1日(土)21時

  • 総投句数:11
  • 終了日時:2017年06月24日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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予報士の愚痴の聞き役梅雨鯰

北大路京介 さん

相槌も打たずただただ黙って愚痴を聞く鯰の存在感と、どんな内容の愚痴なのかを想像する面白さがありますね。(2017/06/30)

蘭子 さん

予報士も人間、愚痴もこぼしたくなるでしょう。鯰なら、のらりくらりとかわして受け流してくれそうです。
(気象予報士が言っていました。「明日は雨」のはずが晴れてしまった時のクレームが多いとか。外での行事が中止でキャンセルされた弁当屋さんなどに泣かれるそうです。(2017/06/27)

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3

色町の色はがらりと蝿叩

あるきしちはる さん

中七で何が起きているのか、正直よくわからないのですが、取り合わせた季語が面白いと思いました。
色町という艶っぽい舞台と蠅叩のギャップ。
蠅叩がピシャリと打たれることで、まるでシャッターを切ったような、その瞬間から何かががらりと変わってしまったような、不思議な感覚に心惹かれました。(2017/06/30)

2
3

五月闇生クリームの皿に落つ

八馬星 さん

この闇は、コーヒーゼリーみたいな闇でしょうか。平和なおやつも時間にやってくる闇…。どこか恐ろしい感じがします。(2017/06/26)

2
3

波しぶき青嶺を分けて舟下る

由野 さん

なんと清々しい句でしょう!水の白と山の緑の色が鮮やかで、スピード感があります。そろそろ夏休みの計画をしなくっちゃ!(2017/06/26)

2
3

ひとつだけ白い紫陽花を私だと思う

6
2

古民家の本屋へゆこう夏至の森

あるきしちはる さん

「古民家の本屋」と「夏至の森」、句材が魅力的だと思いました。
自分だったら「ゆこう」の主観は入れずにモノだけで詠むかなぁ...♪(2017/06/30)

墨田 さん

映画か漫画の一幕のようで、こんな日常に憧れます。(2017/06/26)

6
2

とけぬ尾を溶かしてをりぬ金魚かな

あるきしちはる さん

わかります。金魚のあの繊細で美しい尾びれは、水に溶けてしまいそう。(2017/06/30)

高村七子 さん

きっと尾の長い金魚なのでしょう。水に溶けるような赤の色彩が感じられて素敵です。(2017/06/25)

8
1

梅雨ぐもりジップロックに入れる本

笛地静恵 さん

同じアイデアを思い付いたことがあります。布製のカバンは、意外に染みます。たいせつな文庫を濡らしてしまったことがあります。ぐにゃぐにゃになると本としての命が終わってしまいます。読書好きであるということが伝わる俳句。親近感があります。(2017/06/25)

8
1

梅雨晴間萌え萌えじゃんけんじゃんけんほい

8
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雷神のごと峰雲の空の黒

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1

日焼した腕に巻き付く駆血帯

あるきしちはる さん

「日焼」という健康的なイメージの季語と駆血帯のギャップがいいなと思いました。
「に巻き付く」としたことで駆血帯が意思を持って巻きついているような、擬人化の面白さがありますね。
自分だったら「日焼けした腕に○○○の駆血帯」と、駆血帯の色とか描写するかなぁ。(2017/06/30)

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