雑詠Q vol.22

雑詠Q vol.22

【開催期間】
投句の締切:10月14日(土)21時
選句の締切:10月21日(土)21時

  • 総投句数:19
  • 終了日時:2017年10月14日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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言の葉の刺抜けぬまま花野道

24516 さん

ちょっとしたことでも、言われた方は気になるってことありますよねー(2017/10/14)

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ごみ箱を空にすること九月尽

八馬星 さん

年末でもなく、三月や四月でもなく「九月尽」にしたのが巧いですね。深読みすれば「九」と「苦」、「尽」と「塵」のサブリミナル効果もあり!?(2017/10/16)

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空っぽの泡盛梅酒月ふたつ

はと さん

泡盛で漬けた梅酒は危険です!!どんどんいっちゃいますね^^(2017/10/16)

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アルバムの少女は多弁初時雨

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ほんとの愛ひとめぐりしてほんとの恋

斎藤秀雄 さん

深いことを言っていそうで、しかしじつは何も言っていなさそうで、心憎い。「ひとめぐりして」を挟んで、上五と下五がループするような、17音に見せかけて無限に続く印象。通俗的には、「恋」のような個別的情熱からはじまって、「愛」の普遍的深さへ、と理解されそうだが、ここでは逆になっていることによって、このループが発生している。「ひとめぐりして」ということは、「ほんとの愛」をたくさん渡り歩いてきたのだろうか、そして(「愛」の前にあった「ほんとうでない恋」を越えた)「ほんとの恋」にたどり着いたのだろうか、などと、勝手にドラマを想像してしまう。(2017/10/14)

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サヨナラと動かぬ口へ濁り酒

圓哉 さん

サヨナラと言っているのになかなか行かない人なのかなぁ、それともサヨナラと言い出しかねているのかなぁ、二人の関係がお酒の間で揺れているようです。素敵な一句!(2017/10/15)

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そよ風へ淋しい葉から色づいて

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秋澄むや煙となりて昇る母

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秋の声未来都市には穴がある

由野 さん

分からないところが良くて頂きました。王様の耳はロバの耳と叫ぶための穴だと想像しました。(2017/10/15)

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何一つ片づかぬまま穴惑ひ

蘭子 さん

あれもこれも整理がつかない心模様を、穴に入らない蛇の姿に重ねていて共感します。
「穴惑ひ」は、冬眠する時期になっても、 いつまでも地上を徘徊している蛇のこと。(2017/10/19)

白瀬いりこ さん

片付かず途方にくれている様が、穴惑いでとても伝わりました。衣替えしようと思います。(2017/10/14)

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五線譜を溶かすはなうた居待月

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アニメ・コナンの背たけ真実いくつ?

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亡国へ時針の遅速鉦叩

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まる文字に帰りて灯火いよ親し

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曇天に笑う尾花立ちにけり

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  • 24516さんの句
  • [採点済]

水洟や眉間しわ寄せ課金せり

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目秤の御負けされたる秋刀魚かな

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秋寂し電鉄発つ君の背遠し

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犯人は縛られてをり良夜かな

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