既発OK 秋のボツ句祭り

既発OK 秋のボツ句祭り
秋の季語でなくてもかまいません。

【開催期間】
投句の締切:11月25日(土)21時
選句の締切:12月2日(土)21時

  • 総投句数:18
  • 終了日時:2017年11月25日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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鰯煮るオカマのナナの午前五時

文月さな女 さん

「オカマのナナ」語呂が良いですね。昼夜逆転の生活なので午前五時には化粧を落として台所に立つのでしょう。誰かのために美味しく鰯を煮る小さな幸せ。生き様が見えてくるようです。(2017/11/27)

蘭子 さん

なんなのだろう、この不思議なリズム感と妙な引力は!
詩があってないような、でも、ムフフとなる笑いとペーソスに殺られました。
(2017/11/26)

由野 さん

少し足元をふらつかせながら台所に立つ姿が浮かびます。食べるのは一眠りして味が沁みた11時。うっすら髭がのびた頃ですね。(2017/11/26)

2
5

朝露にひかる草食む引退馬

3
3

鹿の声再建されし乳房かな

八馬星 さん

「再建」ときて建物ならありきたり。ここで乳房を持ってきた意外性の勝利。「鹿の声」もうまく二物衝撃となっております。(2017/11/25)

4
2

号外と共に無くなる秋の蝶

斎藤秀雄 さん

「号外」は飛ぶように配られていったのでしょう。その意味で「蝶」とつきすぎの感じもするのですが、「無くなる」という表現が面白いと思いました。魔法のように消滅してしまったようなイメージ。蝶に働いた魔法が、号外新聞にも働いたような、錯覚。(2017/11/25)

4
2

肌寒や目覚めて君を探しをり

4
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共用の固形石鹸秋の暮

4
2

鰭酒や擬宝珠撫でる大男

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1

碁の神が紅葉模様を朱で作る

8
1

禅寺に一男四女柿簾

8
1

秋祭り指欠けし的屋につこり

圓哉 さん

こっちもにっこりしそうな、この俳味。(2017/11/29)

8
1

秋の湖カヒミ・カリィと来たかつた

8
1

唱え書き兼題のまま何も出ず

8
1

初冬やかがり火揺らめく能舞台

8
1

舞茸ちぎって捨てる台所の妻

8
1

水も痛し母の皸の両手

8
1

達磨忌や過誤大いなる過去の壁

8
1

冬晴れに立ち小便の余韻かな

18
0

着古した服を包んだ秋の暮れ

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