ダイヤモンド☆句会 30カラット「春隣」(傍題可)

ダイヤモンド☆句会 30カラット「春隣」(傍題可)

季題:「春隣」(傍題可)

【開催期間】
投句の締切:1月20日(土)21時
選句の締切:1月27日(土)21時

  • 総投句数:21
  • 終了日時:2018年01月20日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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塩パンのバター香るや春隣

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キャラ弁の一色増えて春隣

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春隣ラクダの鞍の銀の鈴

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ロボットの目を逸らしたる春隣

糸羽 さん

「目を逸らす」のが人間性の萌芽として「春隣」とほど良い距離感だなぁ、と思い、いただきました。(2018/01/28)

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野良猫も薄壁越しも春隣

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老いてより乳房柔らか春隣

斎藤秀雄 さん

一読目、〈乳房柔らか〉というモチーフはどこか春めいており、晩冬の季語〈春隣〉よりは、まさにいま春、という季語の方が合うのではないか(たとえば〈春夕(はるゆうべ)〉)、とひっかかりました。しかし、この句は〈老いて〉からの感慨。作中主体を女性と仮定すると、「自分の乳房は柔らかくなったなあ」と思う場面は、入浴中ではなかろうか(というのは男性の抱くステレオタイプで、多くの女性はたくさんの場面で自己の身体への意識が働いているだろうとは思う)。晩冬のもっとも寒さが厳しい時期に、風呂でふっと気が緩んで、「ああ、そういえば」と自分の身体感覚に気づく。冬の硬さの中、〈柔らか〉さがここにある、という感慨。そう考えると、まさに「冬の中にあって春の訪れを期待する」という本季語の本意にぴったりではないか、と思いました。(2018/01/20)

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春隣からっぽの高三の教室

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まつすぐな道は苦手や春隣

まるる さん

誰もかれもが春が好きとは限らないですよね。少しくらい遠回りしたって良いと思います(2018/01/27)

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灰色の笛は緋色に春隣

ウインド さん

笛といえば、聴覚を感じる言葉と思いましたが、今回はそれを良い意味で裏切るように「灰色」から「緋色」へと、色を感じる言葉にしたのだと感じました。(2018/01/22)

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黒幕の一声待つや春隣

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春隣自慰行為とはわかってる

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ユーミンを歌う君の手春隣

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告げる人眺めればそれ春隣

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春隣追加の名刺刷りあぐね

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春隣性善説に基づきて

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ぴんと干す真白きシーツ春近し

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春どなり唐松ばやし船が出る

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結ひ髪のうなじの白さ春隣

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砂利蹴ってゆっくり帰ろ春隣

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棺桶の臭う死体の春隣

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親方の懐深き春隣

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