ダイヤモンド☆句会 35カラット【檸檬】

ダイヤモンド☆句会 35カラット【檸檬】

お題:【檸檬】

【開催期間】
投句の締切:2018/10/27 21:00
選句の締切:2018/11/03 21:00

  • 総投句数:19
  • 終了日時:2018年10月27日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
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檸檬切る嵐の中に隙間ある

1
4

嫉妬してぶつけるための檸檬買ふ

圓哉 さん

この句に出会ったあとでは、八百屋の檸檬がおそろしげに見えるでしょう。(2018/10/29)

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4

空青し兄嫁の檸檬はlemon

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4

搾られた檸檬握られた心臓

山内彩月 さん

檸檬の酸っぱにさは、爽やかなだけではなく時に攻撃的なまでの刺激があります。搾られた檸檬は、心臓の鼓動をいやが上にも増すと思いました。(2018/10/27)

山内彩月 さん

檸檬の酸っぱさには、爽やかさだけではなく時に攻撃的なまでの刺戟があります。搾られた檸檬に、緊張感がいや増す感じが出ていると思いました。(2018/10/27)

八馬星 さん

レモンサワーでも作っているのか。女性が男性のためになのか。いろいろドラマが広がる句です。結末はハッピーエンドなのか…その確率は低いのでしょうけれど。(2018/10/27)

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君の爪の跡並びたる檸檬かな

斎藤秀雄 さん

この句で強調されているのは《君》の不在。その不在の証としての《爪の跡》を、どこに残すのかということをいろいろ妄想してみるのが楽しい。檸檬と同季の《林檎》ではどうだろうか。かなりパワフルな女性か(林檎に爪あとを残すぐらい強く握るには握力が必要かもしれない)、あるいは男性か。男性ならゲイカップルの物語かもしれない。晩夏の《茄子》ではどうか。川上弘美の名句《はっきりしない人ね茄子投げるわよ》を想起する。やはり気性の激しい女性を思わせるが、茄子を投げるふりをするぐらいには、語り手(作中主体)との親密さを感じる。いま、あるいは近い未来、仲直りするのだろう、というような。この句の《檸檬》は、晩秋の季語ということもあって、「長いお別れ」を感じさせる。《爪の跡》を残して、《君》は去っていった。そして主体はもう戻ってこないかもしれないということを、無意識に予感している。《爪の跡》が《並》んでしまうぐらい強く握ったけれど、そこにはどのような《君》の思いがあったのか(投げようとしたわけではないと思う)。(2018/11/02)

5
3

ヤンキーと意外と柔らかい檸檬

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2

檸檬切る男の嘘と吸殻と

えんどうけいこ さん

情事のあとの朝を思い浮かべてしまった。嘘をつく男はおそらくマメだろう(マメじゃなかったら嘘なんかつけない)。もちろん檸檬くらいささっと切れる。檸檬を切るナイフと指先と、その指がさっきまで持っていた煙草の吸殻が見えて、視覚に訴える句だと感じた。(2018/10/29)

7
2

切り方を迷ふ気高き檸檬かな

7
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檸檬持つ長渕剛withサザン

7
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愛ばかり吐く口檸檬もて塞ぐ

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雨無音森といふ迷路へ檸檬

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切なくて檸檬かじりし幼き日

12
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後頭部みたいな檸檬噛む僧だ

12
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  • 塩谷人秀さんの句
  • [採点済]

大皿の死屍累々のレモンかな

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綺麗だよ飛行機雲が檸檬の日

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雑草だらけの檸檬の庭や祖父の通夜

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立漕ぎで渡りきる橋レモン噛む

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檸檬一つから買える店仕舞かな

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0

諍ひの不貞寝の卓の檸檬かな

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