雑詠Q vol.29

雑詠Q vol.29

【開催期間】
投句の締切:2018/11/10 21:00
選句の締切:2018/11/17 21:00

  • 総投句数:17
  • 終了日時:2018年11月10日21時00分
  • 選句に参加した投句者には1点が加算されます。
1
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木星の食感真似た海鼠です

クラウド坂の上 さん

海鼠の触感は確かに、うまく言葉にできない。できないならと、ここまで大ジャンプされると脱帽しかない。ボーマン船長がオデッセイ号で木星を前にして海鼠食ってるシーンが脳裏に浮かんじまった!?!?(2018/11/15)

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4

照らされる顔#闇夜汁

斎藤秀雄 さん

おそらく〈#〉は「ハッシュタグ」と読むのだと思う。坪内稔典の《kazahanaya@の以下不明》を想起。〈闇夜汁〉だから、おそらく暗闇の中なのだけれど、スマートフォンの画面が〈顔〉を〈照ら〉している。参加者はハッシュタグで繋がっており、もしかしたら、作中主体はひとりで部屋にいるのかもしれない。鍋の中身は、スマートフォンで転送されてきて、このハッシュタグを覗いている人々のあいだで、ランダムに入れ替えられる。SNSで闇汁ができたらどうなるか、という思考実験を詠んだ句なのかもしれない。(2018/11/16)

2
4

古書堂は腰まで閉めて初時雨

4
3

十数え友を探して秋の暮

八馬星 さん

おそらくこの友達は永遠に見つからないのでしょう。彼の方に理由があるのか。自分に理由があるのか。それとも理由などないのかも。見つかろうが見つかるまいが、全ては自然、なのです。(2018/11/10)

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3

さざなみを雪はしづめて人工湖

4
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マシュマロに頭ぶつけて死ねセロリ

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残菊や小さき残酷物語

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毬栗や不登校児が外へ出る

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無位無冠無名無所属木の葉髪

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鉄橋の次は枯野ぞ清流線

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干柿の夕陽を食べて赤ん坊

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縁は努力だ厚着は無駄だ

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干柿つまみ「平成」の陽は落ちる

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桜紅葉ひらりひらりと子規の句碑

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蝙蝠の飛膜にしずく落ちて逝く

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冬立ちてそぞろになりしわが心

9
1

ゑふたふりうましをんなや酒饅頭

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